STORY
CT PROJECT発足の経緯

私は、幼少期から内部疾患を患っています。

内部疾患は見た目ではなかなか判断が出来ません。

例えば、

  • 立っている事が辛い
  • 急に眩暈がする
  • ペースメーカーを装着している

のような症状があり、他にもさまざまな症状の方がいます。

そのため、電車やバス、モノレール等の公共交通機関では、なるべく席(優先席)に座らせてもらえると助かります。

しかし、内部疾患は見た目で判断する事が難しいため、優先席に座ることを躊躇したり、座っていると心ない言葉をかけられることもあります。

見た目では内部疾患者とわからずとも、サポートが必要な時にそれを周りに伝える術をつくりたいと思い、今回のプロジェクトを立ち上げました。

DESIGN
デザインに込めた思い

配色に赤と黄色の目立つ色を使用しました。

サポートを必要とする方は赤色、
サポートをする方は黄色のキーホルダーを身に着けます。

ロゴは、Consideration(思いやり)、Thank you(ありがとう)の頭文字を取ったデザインにしています。

「C」の中に「T」を入れることで、サポートする側・される側の双方が歩み寄ることを現しています。

また、二つの単語を一つの造語(Considerathank)にすることで、双方の思いを一つにしたいと言う気持ちを込めています。

CTのロゴはデザインをシンプルにし、普段から身に着けやすいサイズ感(40×40)にすることで、身に着ける方の気持ちを意識したデザインにしています。

ストラップ部分にはナスカンを使用しており、必要に応じて簡単に取り外しが出来ます。

FUTURE
目指す社会像

サポートをする側の思いやりが可視化されることで、サポートを必要とする方が、今より少しでも生活しやすい世の中になることを目指しています。

また、普段はサポートをする側の方でも、体調が優れない時や助けが必要な時は、黄色のストラップを身に着けることで周りも声をかけやすくなるので、サポートをする側の方同士でも助け合うことができます。

そのようなコミュニティが作られることで、より人々が支え合い、隔たりなく、気持ちよく助け合える社会が出来上がると信じております。

KODAWARI
CTマークのこだわり

現在、世の中には、内部疾患者やサポートを必要とする方が身に着ける「ヘルプマーク」や妊娠中の方が身に着ける「マタニティマーク」等のストラップが存在します。

これらの既存のマークは、パッと見て分かりやすく、ストラップを所持する方をイメージしやすいロゴになっており、福祉的な色が強い印象を受けます。

そのため、普段の服装に毎日身に着けるには躊躇してしまったり、自分の持病に対して少し大げさに見えるのではという懸念も中にはあります。

また、既存のマークは、当事者以外の方は普段から意識して触れるものではないため、身に着ける側(当事者)以外の方にマークの意味が浸透していないという課題があります。

最近では電車の優先席にマークが掲示されるようになり、多くの人の目に入るようになってきましたが、それでもまだまだ当事者以外の方には浸透していないのが現状です。

この課題を解決するため、当事者以外の方にもキーホルダーを身に着けていただき、サポートを必要とする人がサポートをして欲しい時に、声をかけやすい社会を目指します。

MESSAGE
メッセージ

私は、内部疾患を患って感じたことがあります。

それは、周りで支えてくれる方の有り難みです。

人は、一人では生きていけません。どんな時でも助け合いが必要です。

ご自身に限らず、皆さんの大切な方が、サポートが必要になった時、周りの人にどのような対応をしてほしいか、どのようにしたら助け合えるか、ということを皆で一緒に考えることで、今よりもよりよい社会になっていくと思っています。

そして、今まで福祉関係のことに触れる機会が少なかった方が、本プロジェクトを通して、少しでも興味を持っていただけると嬉しいです。

さあ、あなたも、プロジェクトの一員となり、今より少しでも助け合える世の中を一緒に目指しましょう!